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2015.08.08 タイの日常

何かの術でもかけているような神妙さでトーストを焼くバンチャックのトースト屋

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何やら神妙な面持ちで女性が焼いていたのはトーストであった。

一見眠っているようだが手さばきは軽妙

BTSバンチャック駅は雰囲気的には隣の駅のオンヌットに若干近いと言えよう。通りの番号が奇数側では商店街のようになった通りがあり、庶民的な雰囲気でいつも賑わっている。

 
BTSの路線となって駅の周辺には新しいコンドミニアムなどが建てられたりしており、徐々に町の様相が変わっていく部分もありはするが、まだまだローカルな親しみやすさにあふれている。そんなバンチャックの朝のスクンビット通り沿いにいかにも朝食メニューの露店が商っていた。

炭火の網の上に重ねられたトースト

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何やら神妙な面持ちで女性が焼いていたのはトーストであった。呪術を行うように七輪的なものの上にトーストを乗せ、横には自らが食べるためかと思われるバナナがどさくさに紛れて置いてあった。女性の横にはやはりもう一人女性がおり、バター塗り要員に徹しながら、比較的接客の際は笑顔を振りまくなどレセプション的な役割もこなしているようであった。

 
タイではこのようになんとなくあると嬉しいメニューであるトーストが露店で売られている。そうこうしていると女性客が大量の枚数注文して一気に店は忙しくなったようであった。しかしバナナのスペースはキープされたままコーナーに焼きあがったトーストをタワー状に積んでいく。

 
それにしても炭火で火の加減を見ながら焼かれるトーストとは日本人からすると少々おもしろく奇妙でありながらも何という贅沢であろうと感嘆してしまうのであった。

 
 

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